時々診療をしていると、『親知らずは抜いたほうが良いですか?』と質問を受けることがあります。
親知らずとは俗称で、第三大臼歯(前から数えて8番目)のことを言います。
親知らず自体悪いものではなく、生える位置や生え方に問題があるので抜くことがあるのです。
生える位置、生え方が悪いと周りが腫れたり、前の歯が虫歯になったり、歯並びを悪くしたりします。
抜く時期は人それぞれですが、若い頃の方が良いと思います。
なぜなら、生える時期が個人差はあるものの、10代後半から30代前後だからです。
また、親知らずは生える位置や生える方向によって抜歯の難易度や危険性が変わります。
つまりはしっかりとした診査・診断(神経や副鼻腔との位置関係等)が必要なのです。
当院では全身状態、口腔内の状態は基よりCTという歯を三次元的に撮影する機械を用い、抜歯の必要性、歯の位置や危険性を導きだしております。
また、抜歯も患者様の苦痛や負担が軽減できるよう、抜く本数、手術日、静脈内麻酔(点滴の麻酔)等を提案させて頂いております。入院希望の方は希望の総合病院に紹介させて頂きます。
親知らずについて、悩んでいたり、不安があればお気軽に尋ねください。
投稿日:2014年4月19日