歯周病健診って何?なんであるの?受けなきゃいけないの?
別に痛くもないし、気にもならないし・・・
って思われている方がいらっしゃると思いますが、歯周病(歯槽膿漏)は気になった時にはかなり進行していることの多い疾患です。当然、若い方でも罹患することはあります。
歯の周りの骨が吸収され、悪化するとむし歯以上に抜歯を余儀なくされたり、自然脱落する疾患です。
また、歯周病(歯槽膿漏)を放っておくと、全身に様々な影響があることがわかっています。
糖尿病
歯周病の悪玉細菌が増殖すると、菌から発生する炎症物質や毒素により糖尿病が悪化することが分かっています。
気管支や肺へ
「気管支炎」「肺炎」「誤嚥性肺炎(高齢者の死亡原因)」や「口臭」の原因になることが分かっています。
子宮・羊水へ
歯肉の毛細血管から細菌が入り込み、体内を巡ることにより、「早産」「低体重児出産」になる確率が、歯周病にかかっていない健康な人より高いことが分かっています。
心臓へ
心臓の血管・弁や内膜に歯周病菌がとりつき、「動脈硬化」「感染性心膜炎」「狭心症」「心筋梗塞」などにより「心臓発作」を引き起こす確率が、健康な人より高いことが分かっています。
上記以外にも影響は様々な形であります。
歯を見つめ直すいい機会だと思います。
投稿日:2014年4月30日